日ナレで声優になれる確率とは?【デビューできる?できない?】
日本ナレーション演技研究所、通称「日ナレ」は、声優を目指す方々にとって憧れの場所。
声優になるなら日ナレ!という方も少なくありません。
しかし
- 本当に声優としてデビューできるのか?
- 声優になれる確率は低いの・・・?
という不安も。
日ナレは声優デビューできる確率は低い?
日ナレでは「声優デビューが難しい」と言われることもあります。
なぜできないのか、言われる理由はどこにあるのでしょうか。
理由は次のとおり。
- 進級審査が難しい
- 関連事務所オーディションを通過するのは一握り
進級審査が難しい
日ナレは、基礎科・本科・研修科の3つにクラス分けされます。
年に1回行われる進級審査に合格しなければ次の学科に進むことはできません。
各学科には最大で2年間在籍可能ですが、この期間内に進級が認められない場合は退学です。
ちなみに基礎科から本科への進級率は約60%、本科から研修科への進級率は約50%となっています。
1次審査には、事前に準備する課題と当日に解決すべき課題が含まれており、自己紹介プレゼンテーション、声の演技、速口言葉などが求められます。
審査の日には、冷静かつ柔軟な対応でこれらの課題を乗り越える必要あり。
また、日常のレッスンに対する取り組み姿勢も評価の対象となります。
関連事務所オーディションを通過するのは一握り
進級試験と同時に行われる関連事務所オーディションの第1次審査をクリアすると、次の段階である第2次審査および最終審査に進むチャンスが得られます。
最終審査を通過すれば、プロの声優として事務所に所属することが可能になります。
ただし、第1次審査で選ばれるのはたった3名程度です。
第2次審査では、自己PRとボイスサンプルをアプリケーションを通じて提出が求められます。
オーディションを受ける決心をしたら、第二次審査の準備を始めることが推奨されます。
しかしながら、十分な準備をしても、最終審査で合格するのは0名から1名と非常に限られています。
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そもそも声優になる確率は低い
日ナレでデビューするのは難しいとお伝えしました。
しかし、日ナレだけではなくそもそも声優デビューできる確率が全体的に低いのです。
日本全国で声優を志す人は約30万人いると言われています。
そのうち実際に声優として活動を始めることができるのは約1万人。
声優としてデビューする確率は約3%となります。
大手事務所のオーディションの合格率は1%未満、小規模な声優事務所でも約5%。
例として、ドリーム声優オーディションのデータを見てみましょう。 初回の応募者3500人に対し、20人が合格したことから、倍率は175倍です。次回の倍率は500倍に上ります。
これを踏まえると、「声優を諦めた方が良いのでは?」と考えるかもしれません。
日ナレデビューできる確率は低いのですが、行動しなければ可能性はゼロ!
しっかりと対策を練りましょう。
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日ナレで声優デビューを果たすためには?
声優としてデビューするためには、どのようなステップを踏めば良いのでしょうか?
特に日ナレでの関連事務所オーディションの最終審査をクリアする方法について以下の項目を中心に詳しく解説します。
- 常日ごろからの努力がカギ
- より専門的なコースで学ぶ
- 解釈力と表現力を磨く
- 推薦を得る
常日ごろからの努力がカギ
日ナレでは入所審査がありますが、特に基礎科に関しては大きな問題がなければ入学できます。
ですが、その中には必ずしも熱心でない学生もいます。
声優としての夢を追求する熱意を持ち続け、他の誘惑に流されない強さが求められます。
オーディションが年に1回あるため、日々のレッスンに全力を注ぎ、常にトップを目指す心構えが必要です。
より専門的なコースで学ぶ
近年、アニメだけでなく、歌やダンスをこなす声優が増えています。
日ナレでは、週2回のコースでボーカルと演技の授業を受けることができ、これが声優としての多才な能力を育成します。
このコースでの学びは、舞台上での自信と表現力を培い、発声と腹式呼吸の技術も向上させます。
解釈力と表現力を磨く
優れた声優になるためには、台本を深く理解し、キャラクターの感情を豊かに表現できる必要があります。
日々の読書や人間観察を通じて、さまざまな感情を読み取る訓練を積み重ねることが大切です。
実際の演技では、これらのスキルが自然と表現力につながります。
推薦を得る
日ナレでは、関連事務所オーディションを通過するためには講師推薦、事務局推薦、または当日推薦が必要です。
これらの推薦を得るためには、日ごろのレッスンでの積極的な姿勢が評価されます。
オーディションでは、ただ演技をするだけでなく、その場の雰囲気を読み、臨機応変に対応する能力も問われます。
これらの推薦を受けることが、最終審査のチャンスを大きく左右します。
このように、日ナレで声優としてのキャリアをスタートさせるためには、技術の習得だけでなく、精神的な強さや人間性が試される場面も多くあります。
まとめ
- 日ナレでは、年に1回の進級審査があり、基礎科から本科、本科から研修科への進級率はそれぞれ約60%と50%
- 進級審査は関連事務所オーディションの一次審査も兼ねており、審査内容には自己紹介プレゼンテーションや声の演技などが含まれる
- 日ナレで声優としてのデビューを果たすためには、日々のレッスンで積極的な姿勢を見せ、技術と表現力の向上に努める必要がある。
- 声優としてのデビュー確率は全体的に低く、日ナレの学生の中でも実際に声優として成功するのはほんの一握り。
- ただし日々の努力で声優デビューの可能性を上げることができる
日ナレで声優になれる確率をお伝えしました。
声優としてデビューするためには、日々のレッスンでの積極的な取り組みと技術の磨きが不可欠であり、成功するのはごく少数に限られます。
全体的に声優としてのデビュー確率は低いものの、努力と熱意がキャリアを形成する鍵となります。
まずは資料請求で日ナレについて情報を集めましょう。
あなたに声優になりたいという熱意があれば、きっと道は開けることでしょう。